プンブルシー(メイク落とし)

Pembersih

プンブルシー(メイク落とし)

お化粧を落とします。
バリ舞踊を始めた頃、化粧した時は嬉しくって、そのままの顔で家まで帰ったものです。
オダランだったら5時間以上はあの厚塗りで過ごしてたのですが、
先輩踊り子さんから「肌に悪いから!すぐに落としなさい!」と頻繁に注意され、
確かに皮膚呼吸ができてない気もしてたし、色素沈着の予兆も出てきたので
今では踊り終わったら即落とすことにしています。
洗顔がベターですが舞台裏に洗面設備がないバリの事情では、拭き取りタイプが主流。
付けまつ毛があれば、先に外します。
アイライナー(ルボタンであれば)と、チュンダンの角を爪で浮かせて剥がします。
顔全体をクレンジング剤でふきとります。ティッシュ・タイプが簡単です。
化粧前に使ったのと同じプンブルシーで落とす場合、1回ではキレイにならないので2回は繰り返します。
コットンはどんどん替えましょう。
日本でも見かける、汚れが取れる布のたぐいを愛用している踊り子さんがおられます。
白色だったであろうその布、色んな色が混じってグレーになり、布っていうか雑巾みたいに使い込まれてます。
見ると確かにメイクは取れてるんですが、誰かチャレンジしてみますか?
目の下側に残るアイシャドウや、付けまつ毛用接着剤の残りなどは、アイメイク専用リムーバーを浸した麺棒で撫でる様に優しくこすります。
唇も、リップ専用リムーバーやポイント・メイク・リムーバーで落とします。
モミアゲの周囲は、ベビー・オイルを馴染ませて、ティッシュオフ。
とりあえず、舞台裏で出来るだけ落としておいて、
家に帰ったら、すぐにお湯と洗顔フォームで、再度きれいにしましょう。

ピカイチ

踊り子さんへのイチオシは、ビオレ ふくだけコットン
水での洗顔がままならない時、バタバタする舞台後、とっても便利!しかもよく取れる。最強です。
シートタイプは、インドネシアにはない(2014年現在)ので、バリで踊る予定のある方は持参しましょう。
日本人がメイク・シートで化粧を落とす吹く姿が目についたらしく、これは簡単!と、ベビー用のウェット・ティッシュを使うバリ人が増えました。化粧落とし用でなく「おしり拭き」ですが。(2012)

ちび太君の化粧箱

■ SARI AYU Pembersih
サリ・アユ・プンブルシーは、乳液タイプのクレンジングで、インドネシアの化粧品メーカーとして有名なマルタティラー社製品。マルタ・ティラール(Marta Tilaar)は、インドネシアの化粧品メーカーで、サリ・アユやビオコスなどのブランドを作っています。スパなどの製品も多く手がける会社。
お化粧前の肌の汚れ取りには、これが良い。舞台後のメイク落しにも、もちろんOK。サクランボ大を顔に伸ばしてマッサージし、汚れやメイクと馴染ませてコットンで拭き取ります。写真は普通肌用のカナンガ(kananga=良い香りのする花です)のミニボトル60ml。
乾燥肌にはマワール(Sari Bunga Mawar / Sekar Sari Mawar=バラ )
油性肌にはジュルック。ジュルック(jeruk=みかん)の配合された基礎化粧品は、インドネシアでは脂性肌用としてよくみかけるものです。

バリでミカンは、スマガと言い、昔、運動会が秋だった頃、誰かが必ず持参してた、少し皮が青くて酸っぱい小ぶりのミカンに味が似ています。デカイ種類もあるものの、化粧品の絵はノーマルなみかん。

肌質にもよるでしょうが、全部使ってみて一番落ちた気がするのはカナンガ、どの肌にも使えるようです。
ジュルックは肌の上に膜が残ってる感じがし、マワールはピリピリ感がします。

プンブルシー(メイク落とし)
Averrhoa, Lemon, Cucumber 100ml

■ Viva Cosmetics Milk Cleanser
「熱帯地方向けコスメ」とCM宣伝してる、ポピュラーな化粧品。ワルンでも売っていて安い。 乳液タイプのクレンジングで、濃いメークも落ちるので、 踊り子は、舞台の後よくお化粧落としをコレでやっています。普通~乾燥肌はマワール。油性肌はキュウリが最適。

プンブルシー(メイク落とし)
Whitening
60mlRp.4,700前後
100ml Rp.7,000前後

■OVALE Facial lotion
オファーレ・フェイシャル・ローションは、コットンにつけてふきとるだけの簡単クレンジング。
アルコール成分が強いので、敏感肌の人は使わない方が良いかもしれないです。
写真はバンクアン入りホワイトニング・タイプ 100ml
他にアボカド、キュウリ、アップルなどあり。

日本で揃えるなら

いろいろ書きましたが、バリ舞踊の濃いメイクのクレンジングは、
日本で売っている物の方が優秀だと思います。クリーム・タイプなら、
トップは、やはりコールドクリームの元祖「ポンズ・コールドクリーム」でしょうな・・・