バリ舞踊抜きって言われても・・・

Collaboration dance

2014年の幕開け、ちび太世界征服、北米到達!!

アジアヨーロッパオーストラリア
そして今回の北アメリカ大陸。

足運んでないぢゃん!とか突っ込みはノン!ノン!

コラボレーション・グループ、ポロススニのメンバー
ポロススニという、バリのガムランやジャワのガムランに
ピアノの音色を絡ますコラボレーション楽団から、出演依頼。

アメリカ人とメキシコ人のダンサー、そしてバリ舞踊家のジマット氏という豪華メンバーと公演をする機会を頂きました。

今までも「バリ風コンテンポラリー」は参加させてもらったことがあるんですが、今回は「バリ舞踊は忘れて」という御題を課せられた舞台。

【バリ風 2011年】【バリ風 2012年】

海外からプロのダンサーを迎えるということで、メインの音楽だけ先にバリで作って、踊り手が全員が揃ってから、曲を改造しながら作品にするという趣向。

ポロススニに初参加のダンサーさんは、アメリカで、ボニー・シーモア・ダンス・グループを率いるボニー・シーモア(♀)さん。 そして、メキシコから招聘されて、ナバレッテ x カジヤマ ダンス・カンパニーをアメリカで主宰するホセ・ナバレッテ(♂)氏。

こってこてのダンス人生を歩んでおられる、プロのダンサーさんです。

毎回 思うけれど、私、そんなすごい方達に混ぜてもらって、足、引っ張らないかなぁ・・・

初めての練習風景
初めての練習風景

初めて会った、その日の練習が、上の写真。

私(右)ついていけてなくて、オタオタしています。。。ナッツ缶の蓋ひねったらバネの蛇がビヨヨ~ンと出てきた時のリアクションですね、この右の人。

とにかくバリ舞踊は忘れて!って言われるんですが、無理。

練習ではホセ・マリア氏というプロデューサーさんが、最初にダンスを組み立てていく手伝いをしてくれました。

ボニーさんは、インドネシア語が少しできるのですが、ダンサーのホセ氏も、プロデューサーのホセ氏も、初めてのインドネシア訪問。

で、メキシコ人の英語って、みんな、こんなに早いの???

両ホセ氏の英語は、すっごい早口で、ネイティブのボニーさんの1.3倍くらいの速さ。全く聞き取れない私。

最初は私に通訳をしてくれたボニーさんも、練習に熱が入ってくると、もう英語しか出ない。

英語が通じない私のために、彼らが示したのは。

— mayumi、パペットよ!(人形みたいにカクカク動く)

— mayumi、エレファントよ!(象の隊列をイメージ)

おおお!これなら、私も聞き取れるし、表現できるわ~!

そして

— mayumi、フラワーよ!の、花のシーン。

手を繋いで、クルクル回るんだわぁ・・・

アメリカもメキシコも、お花畑は、こう、

「うふふふふっ・・・!あははははっ・・・!」な感じなんだなぁ。と。
世界共通かぁ・・人類みな兄弟だわ。♪戸締り用心、火の用心っっ♪

さ、軽~~いカルチャー・ショック(え?)の後は、重たいストレート。ちょっと、この体型差↓。

150cmの私、親子みたい・・・
150cmの私、ちっさぃ・・・

「お祈りのように手のひらを胸の前で組んだら、肘を伸ばし、その腕の輪を、片足ずつ乗り越えて、自分をくぐる(わ、わかりますか?)」

っていう動きが、手の短い私には、きっつい!!!

日本人体型の中でも、特に私は、手足短いんだからね!!!えっへん!!!

そして、ダンスで食べているプロのダンサーさんたちの練習は、熱い。

楽団の演奏にあわせて、イメージを創り上げていくんだけど、

全員の踊り方が違ったりすると

「ストップ! このシーンは、情熱的に激しく動きまわらないと!」

「いや、ダメだ! 私のフィーリングでは、この音楽のイメージは、流れるように動いて、一気に集まる」

「違うわ!この激しさの後に水の流れのイメージを持ってくるのよ! ちょっと!ガムランの音出さないで!今、シリアスなんだから!!」

「じゃあ、mayumiのフィーリングは、どうなの?」

「え・・・・・、お、お任せします」

何度お任せしますって言った事か。自主性の無い奴だ。

いやぁ~、フィーリングとかより、私はどうしてもガムランの音(太鼓とか)に踊りが合わないと気持ち悪いから・・・そっちが気になるんですが・・・英語で言えない。

また、別の日には

「セブン・アップ飲んだことあるか?」

「イエス!シュア~!」

あたたたた。。。

「リフト・アップの経験ある?」っていう英語だったみたいですよ、後でよくよく考えると。なんでそう聞こえたかな(泣)

・・・そう、持ち上げるんです! 私より20センチは高そうなボニーさんを。

力持ちの私でも、これは、ちょっと大変でした。

makeup balinese dance for children
踊りで苦労かけてるので、せめて衣装くらいは…と、私は縫うお手伝い

まあ、なんだかんだで、いつもの如く英語コミュニケーションをうまく交わし(嘘)本番は、楽しく踊らせてもらいました。

みんなで、自分のフィーリングに合う(=好き勝手な)衣装を考えて、一緒に布を探しに廻ったりもしたっけなぁ。全部、楽しかった~!!!!

今回は観客と同じ高さのステージだったんですが、これ、広~いステージで再演してみたいと思いました。

ボニーさんと、ホセさんの経歴はこちらのサイトに書いています。


コラボレーション・グループ、ポロススニのメンバー
征服地図

残すバリ舞踊で世界征服は、南米大陸、アフリカ大陸、南極大陸。

南極かぁ・・・ちび太世界征服!ここへ来て、窮地に立たされたわけだ。

まっ、ゴンドワナとローラシア大陸に分ければ、既に世界制服は終了してるや。

よし、世界征服終了記念に、ビールで乾杯っ!