- 舞踊名:
- プトゥリ・ニャレ舞踊
- 原題:
- Tari Putri Nyale
- 種類:
- バリバリアン 舞踊
- 製作年:
- 2007 年
- 舞踊創作:
- mayumi inouye
- 作曲:
- Pande Nyoman Ganda Suputra Gening
バリ島の隣、ロンボク島には、毎年バウ・ニャレ祭という豊漁を占う祭りがあります。
舞踊は、このニャレ伝説の、マンダリカ姫をモチーフにしたもの。
踊り子は最初に姫の様子を踊り、途中からは衣装を変えて(裾をあげるだけですが)音楽も激しく、決闘しようとする男性の役に入ります。最後は、海へ身を投げる姫に戻ってストーリーは終了。
性転換2回の忙しい踊りです。
【【【 ストーリー その昔、この地域を治める王の娘に、心やさしく美しいマンダリカ(putri mandalika)という姫がいました。年頃になったマンダリカ姫は、周辺の国の王子から次々に求愛を受けますが、誰かを選ぼうとすると、流血の戦いがはじまって、国民までが争いに巻き込まれる・・・と憂い、求婚者を集めた目の前で、自ら海へ身を投げ、海中に消えていきました。
崖から身を投げる直前、マンダリカ姫は、姿を変えて年に1度帰って来ると言い残したそうです。
今でも毎年、住民のササック族が使う暦の、第10の月で19日夜から20日の明け方(西暦では2月にかかることが多い)にかけて、マンダリカ姫は戻ってきます。 】】】
最初このニャレ伝説を聞いた時は、まあ!祭りを見てみたい!と思ったんですが、美しい姫が姿を変えて帰って来るのが釣りの餌の「ゴカイ」そっくりな海洋生物の姿なのを見てしまい、さらに、それを喰らうと聞いて、ワタクシのロマニズム・テンションが低くなってしまいました・・・祭りの方では、この色とりどりのニャレという名前の生き物が、海中からたくさん姿を現わすと、その年は豊漁だそうです。