バリス (ワリ舞踊)

baris

バリスは「軍の隊列」という意味があります。 タリ リトゥイル(Tari Rituil)とも分類され Ritual (英:儀式) として、重要な意味を持つ奉納舞踊のひとつです。
英雄・勇士の踊りとされるバリスは、寺院を訪れる神々を護る役目として、各自が手に武器を持って踊ります。 大勢の男子が、自分達が熟練した兵士である事を、神の前で披露してみせる必要があり、 かつては成人した男性(中年男性たち)が、バリス舞踊に最も適している踊り手でした。

踊り方も足をしっかりと地面に安定させ、力強さと逞しさを表現します。

もうひとつの特徴に「衣装」があり、頭を被う冠は円錐形をしています。
貝で作られた涙型飾りが三角形の冠全体に配されており、踊り手の動きに合わせて細かく震え、ぶつかり合ってシャリシャリと音を立てます。また上半身も、美しく装飾された、大量の細長い布(アウィラン)で覆われます。

基本的に寺院の内部で奉納され、その名前は、踊り手が運ぶ武器の種類や、身に付ける衣装にちなんで呼ばれています。