Upacara Ngaben mendiang Bapak Joop Ave
ヨープ・アベ氏は、初代インドネシア大統領スハルト氏の政権時において、
観光大臣また郵政大臣として活躍をされた方です。
非常に先見の明があった方で、インドネシアの観光産業に数々の大きな功績を残しており、
「インドネシア観光の父」とも言われています。
見識者としての姿だけでなく、バリ・アートの愛好家でもあり、
我々デウィ・スリ楽団のリーダーの養父(パトロネージュ)という姿も持っていました。
デウィ・スリ楽団の設立当時からの様子を知るヨープ・アベ氏は、定期公演が開始されたと知って以来、ずっと鑑賞しに来たかったそうです。
しかし、体調が思わしくなく、なかなかその機会が訪れないまま、旅立たれました。
Selamat Jalan Bapak Joop Ave!
ヨープ・アベ氏の火葬式が、故人の遺志によりバリ島で執り行われました。
希望により、デウィ・スリ楽団が火葬式の「ニュカー」といわれる儀式の演奏と奉納舞踊をサヌールの海岸で行いました。
「ニュカー」は、灰を撒く儀式で、最後のお別れの儀式です。
やっとデウィ・スリ(希望だった公演と同じ仮面舞踊を用意しました)を観て頂く機会を得ました。
どうか、この奉納がヨープ・アベ氏の魂に届いて、そして、喜んで頂けましたように。
Selamat Jalan Bapak Joop Ave!