- 舞踊名:
- パルワ舞踊
- 原題:
- Tari Wayang Wong Parwa
- 種類:
- ブバリ 舞踊
- 製作年:
- 古伝
- 舞踊創作:
- anonymous
英雄物語のマハバーラタ大叙事詩に基づいた ワヤン ウォン舞踊劇の一種で、演者は全員が男性。登場人物は古代カウィ語を話し、即席で会話する事もあります。
使用される楽器はスレンドロ音階のガムラン。
プナカワンは トペン(=仮面)をつけますが、 他の出演者
が着用する事はあまり無いようです。
トペンを使わないのには、理由があり、スカワティ村にパルワの起源を伝える以下の物語があります。
1885年、ギアニャールの国王はクルンクンの国王に騙されて捕えられ、王侯一家は荒廃した島 ヌサ プニダに追放されました。
その中に宮廷の楽団と踊り子も含まれており、 辛い生活を少しでも忘れられるようにと、 芸能を上演することで時間を費やすことになりました。 ワヤン ウォンによく似た新たな舞踊劇を考案しようとしましたが、 離島には衣装もトペンも無く、猿や鬼が出て来る ラマヤナ(Ramayana)劇では上演が難しい事がわかり、 マハバーラタから物語を取ることになりました。
これがパルワと呼ばれるようになり、 その当時のようにトペンを使わないで上演するスタイルとなりました。