シンピンが外れない方法

simping | cara pasang kuat

シンピンが外れない方法

黄色い部分がシンピンの着用位置
レゴン舞踊などに使われるシンピンは、踊っていると持ち上がってきて浮いてしまいます。
その対策として、こんな留め方を教えてもらいました。

シンピンが外れない方法 全図

分厚くて堅い皮製のシンピン。この平面の形を無理矢理ベスト型にするのだから、元に戻ろうとする皮の力はかなり強く、踊っているうちに時間が経つと着崩れてくるのです。
ちなみに割れている部分が前になります。バドゥンを上からかけるので、割れ目は隠れます。正面からキレいに見えると考えてか、背中側にしている(参照:バリ舞踊を真似て広告を作ってるジャワ人の好例)のはハズレ。逆に丸見えです。

シンピンが外れない方法

レゴンでは、ここでラマックをつけます。ラマックを着けてからシンピンをつけます。

ご指摘ありがとうございました、Fさん♥

シンピンが外れない方法

正面側

1.シンピンを被り、糸で脇の下の部分を閉じます。
同じく前側も付いているボタンに引っ掛けながら糸を交差させて留めます。これは通常の方法。
ボタンと糸がついていないタイプの衣装は、安全ピンで閉じます。

シンピンが外れない方法

後ろ側

2.シンピンの背中側とサブック・クニンを、安全ピン(赤い部分)で左右二箇所留めます。
シンピンの柄部分は皮が切り抜かれて布だけになって薄いので、そこに安全ピンを通すと簡単。

シンピンが外れない方法
正面側

4.トゥトゥップダダの真ん中の柄を、正面中央に来るように合わせたら、ズレないように安全ピンで留めます。

シンピンが外れない方法

後ろ側

5. そのままトゥトゥップダダを背中側へまわし、シンピンと一緒に留めます。
引っ張る力で位置がズレて逃げて行かない様、安全ピンは可能なかぎり縦向きの方が強いのですが、この段階では突き通すモノが多すぎて、図のように横向きでないと留めるのが難しいと思われます。
他の舞踊でトゥトゥップダダを留める場合、本当は縦向きなので気をつけてネ。

シンピンが外れない方法

後ろ側

6.最後にトゥトゥップダダを留めます。
トゥトゥップダダは、とにかく絞められるだけ絞めるものらしいので、力がある人にお願いすると良いです。
あと、トゥトゥップダダは、その留め難さから、「流血の惨事」が起こりやすいです。
着替え中に何度も目にしてるし、自分も刺された経験&他人を刺した経験が!安全ピンは慎重に留めてください。