現在は複数の楽団に所属している f は、ひとつの楽団につき、だいたい2~3種類の演奏衣装を持っています。
バリ・ガムランの演奏家が身につけるのは
ウダン: 頭に巻く鉢巻き状の布
サファリ: ジャケット。日本の詰め襟の学生服に似ています。
サロン(カマン): 腰巻き
サプット: 腰巻の上から巻く幅広い布
スレンダン(アントン): 帯紐
このうち、ウダン、サファリ、サプットが楽団で揃える制服です。
f の所属楽団の上着(左から)
Dewi Sri(2) : Sang-LAH-SUN(1) : Gurnita Sari(3)
Genta Bhuana Sari(5) : Tirta Sari(3)
右の細いのはUdeng
サロンとスレンダンは、個人の趣味で自由に組み合わせられます。
サロンなどの布類 Kamen, Saput, Songket etc…
しかし、ここに写っていない大量の衣装があります。
イベントなどで揃えてつくったウダンや、シャツ、Tシャツや飾り(帯など)です。
配布後、数ヶ月~数年経過してから突然「明日の演奏は●●のイベントの時のシャツ」などと指定されることも多いので、
全てを保管しておかなくてはなりません。
湿気が多くて黴の生えやすいバリ島で、金箔のついた衣装の保存は大変です。
世の中では、女性の方がクローゼットを満杯にしていますが
ここバリ島では、男性(演奏家)の方が、女性よりも衣装持ちなようです・・・