- 舞踊名:
- バロン ブルトゥック舞踊
- 原題:
- Tari Barong Brutuk
- 種類:
- ワリ 舞踊
- 製作年:
- 古伝
- 舞踊創作:
- anonymous
写真は公演用にブルトゥックをモチーフに作られたバロンで、
実際のバロンブルトゥックではありません。
バンリ地方キンタマーニの トゥルニャン村(Terunyan)の人々に崇拝されるバロンで、豊穣を祈願するため、2年ごとの Purnama sasih kapat (10月頃)に奉納されます。
寺院内の「Sabha Gede」と呼ばれる、守護神 Ratu Sakti Pancering Jagat Mahadewa を祭ってある場所で儀式は行われます。
バロンには男性と女性があり、守護女神の Ratu Ayu Dalem Pingit ( Ratu Ayu Dalem Dasar ) との結婚の様子を現した奉納舞踊だそうで、村の年長者によって選ばれた、思春期の少年たち
のみによって踊られます。
Raksasa の顔をした仮面はココナツで作られ、全身を乾燥した大量のバナナの葉で覆っています。
バリ語で乾燥した葉を「クララス」と言うので、バロン・クララスという呼称もあります。
男性の踊り手は、手にやしの葉の芯の部分で作った鞭(むち)を持って、儀式の間、この鞭で、観ている村人達を叩いて回るそうです。
参考/資料: Team Survey ASTI Akademi Seni Tari Indonesia Denpasar (Yayasan Bali Galang - babadbali.com)