2000年代に入っても、バリ島でのレッスンには、カセットを使用する事が多かった記憶があります。
先生宅にプレイヤーが無いとか、CDで発売されていない曲だったりとかが理由でした。
そんな「カセット・テープ」を使っていつも一緒に練習をしていた日本人パサンガンのNちゃんと、
初めて衣装を着てレゴン舞踊を踊る事になりました。
そのリハーサルでガムランと練習する事になった際
「私、大丈夫かな・・・練習のカセットでは、いつもコケコッコーっていう声がしたら、右足を踏み出してたんだぁ」
いやああああああ!!!!!
わたしもおおおおお!!!!
当時使っていたカセットは、最初の演奏部分に鶏の声が入ってたんです。
録音スタジオなんて無い時代に録られた音源ですから、
バリ島で録音したガムラン演奏には他にもトッケイ(大型のトカゲ)が鳴く声や、コオロギの声も入ってたりします。
しっかし、、、ふたりとも、こっそり心の中で同じこと考えてたなんて
そして、先生にコケコッコーを合図にしてたのばれないよう、お互いに黙って隠してたなんて!
だって、先生は「太鼓の音がしたら歩き出す」と言ってたけど、タイミングが難しいんだもの。。。
気が合うねぇ・・・これぞ名パサンガン?!
タガスのレゴン舞踊のカセット・テープのお話でした。
インドネシア語では、鶏の鳴き声は
コケコッコーでなく、
「クックルユック(kukuruyuk)」
と表現します。
コケコッコーでなく、
「クックルユック(kukuruyuk)」
と表現します。
鶏(アヤム AYAM)