インドネシア女性の民族衣装クバヤ
以前、ガムラン演奏家のワードローブと題して、男性奏者の衣装について書いたことがありますが
Q: 女性の演奏者の場合は、どうですか?
A: 女性の演奏者は、クバヤという衣装を着ます。寺院へ行くときの正装と同じ衣装です。
m (真由美)は、現在二つの楽団に所属していて、四種類の演奏衣装を持っています。
楽団の衣装は右から2番目、4番目、6番目、7番目の派手な色のもの
女性奏者が着用するクバヤは、以下のようなパーツで成り立っています。
– クバヤ(上着)
– アンタン/スレンダン(腰に巻く帯)
– カメン/サルン(腰布)
– サングル等の頭の装飾品
男性奏者と比べると、着用するものは少なめに感じますが、ヘアスタイルにとても手が込んで、時間がかかります。女性ですから、顔のお化粧にかかる時間もそこそこ必要ですし・・・。
クバヤ
写真に写っているのは楽器の演奏用だけではありません。婦人会ではシーズン毎に御揃いのクバヤを作ります。また、大きな儀式が行われた時に、家族の女性であつらえた御揃いのクバヤなどというのも入っています。御揃いのものは、優先して縫い上げないといけないので、なかなか自分で好きな布を買ってきて好きなデザインのクバヤを縫うという機会がありません。
あまりにもクバヤの種類がありすぎて、 m にとって、どのグループが、どのセットだったか覚えるのが、なかなか大変なものに・・・。
間違えることもしばしば。なので最近は、「クバヤ+サルン+スレンダン」だけは一つのハンガーに一式まとめて下げてセットした状態にしておくことにしています。