火渡り体験

護摩法要へ行ってきました。

我が家は密教寺院の檀家ではないのですが、父の仲良しに密教寺院の御住職が居られ、父にくっついて遊びに行ったら「日曜日に護摩法要があるので、どうぞ。お弁当用意しますよ。」とお誘いを頂きました。「お弁当」の言葉に釣られた私、豆記者も兼ねて参加です。・・・食べ物を与えると、どこへでも行きますなぁ、この人は。

法螺貝の音も高らかに護摩法要は始まり、この寒い中、滝つぼに入って経文をとなえ、火を焚き、印を切って、刀を振ったり、石を叩いたり、、、と儀式は進んでいきました。

仏教系の儀式はイロイロと目にする機会があったんですが、密教は、少し雰囲気が違っておりました。聖域を作ったり、5方向に5色の矢を放っているのは、バリ・ヒンドゥー教の方が近いかも。

護摩法要
ブォー ブォー ブォー

古くからある宗教というものは、最初は「同じもの」だったと私は勝手に解釈しています。儀式の方法が違いますが、それは、時代が流れて少しずつ変化したのだと。元祖インドのヒンドゥー教とバリのヒンドゥー教なんか、偉く解釈が違いますし。

人類は髪の色や目の色、肌の色が違うのが当然ですから、神様の姿や名前が異なってもおかしくありません。住む場所によって言葉や料理が違い、着る物も文化も違うように、儀式の方法が違っても当然なのですが、他の宗教を敵視して、争いを起こす人の、何と多いことか・・・

さて、話を戻して。

山奥なのに、結構な参加者がいるのです。うちの御近所さんとか、同級生とかの知った顔ぶれ(みな、檀家では無い)が続々と詣でておられ、ビックリ。みなさん「あたきゃぁ、まぁいねん、きよーるとばい(訳:私は毎年来ております)」だそうです、無病息災など書いた護摩を焚いてもらいに。

護摩法要

宗派が違う外部の人もウェルカムな所は、やはりバリ・ヒンドゥー教みたいです。

さて、儀式も進み、火渡りの開始です。

メラメラと渡る火の上を僧侶が次々と経文を唱えながら渡ります。

護摩法要
袈裟が燃えそ~!

燃える炭を1m幅くらいに広げて道を作り、信者が、そして、地元の人達が続きます。

「おおお!!集団サンヒャン・ジャランだよ!」

世間話しながら、順番待ちしてる姿からは、バリの火渡りの様にトランスしてっぽくは見えないんですが、何でみんな平気な顔で渡れるのかな・・・

護摩法要

豆記者は、自分の仕事&趣味を遂行させるため「日本のサンヒャン・ジャラン by 御近所さん」とか「by 俺様父母」などを、遠くからパシパシ写真撮ってたんですが

「真由美~!急いで靴を脱いで準備せんか!」の父の呼び声・・・最後の最後に火渡りをやらないとイケナイ状況に・・・ああ!

「大丈夫!気合い!」とか言われても、熱いものは熱いでずゼ!

おや?!

けっこう、渡れるもんです。火傷しませんでした。
ツラの皮だけでなく、足の裏の皮も厚かったようですよ、ワタクシ。

サンヒャン・ジャランの踊り手が居ない時、立候補しちゃおうかな~ん。