アントール

antol

アントール

アントール(antol)は、
つけ毛のことです。
女性舞踊用の長いつけ毛で、チュマラという単語も使われます。
ちなみに上の写真、波打ってる方が人毛です。こうやって見ると、キモち悪ぃですね。

アントールの選び方

材質は人毛で出来たものと、ナイロンで出来たものがあります。
ナイロンはストレート感が強すぎて人工的ですが、扱いやすいです。
ただ、毛が抜けやすく、着替えの控室の隅には毛の固まりが転がってたりします。ちょと怖い風景。
近くに来てはじめてナイロンとわかる上質な物と、遠くから見てもペラペラで作り物っぽい見た目の物がありますので、購入の際には注意を。
人毛は、もし地毛と似た髪質の物に出会えば、それが最高なのですが、バリで販売しているものは、東南アジアの女性の髪らしく、
ストレートの物を購入しても、実際は軽く天然パーマがかかっています。
汚れてきたなぁ、と思って洗ったら、ストレートだったものが乾燥後にクルクルとカールしてしまい、
アイロンで直毛に伸ばしてみたりしたんですが・・・もう戻りませんでした。上の写真ですよ。
そのため、ナイロンを買うまの一時期、すごくワイルドなヘアスタイルで踊っていました。
もし、どなたか「アントールに、ストレートパーマをかけてみました!」的な挑戦をされた方がおられたら、今後の皆さんの参考にコメント欄でお知らせください。

人毛アントールは、時々白髪が混じってたりして、怖さを増している感じがします。
「髪を売る女性」の心理とか想像しちゃって・・・
昔、妖怪人間ベムという主人公たちの顔が爬虫類系顔のアニメ(で大昔の作品のくせに、挿入曲がどれもカッコイイっていうやつ)の中でカツラを買った女性が、夜になるとカツラに首を絞められて殺され、カツラは空を飛んで店のショーケースに戻る。
っていうのがあって、どうしてもそれを思い出してしまうのです。
絞首刑になった女囚の髪で作ったカツラだったと思うけれど。
ああ、この手元にある人毛アントールのストーリー考えると、なんか怖い怖い。