インドネシア共和国の観光経済省(正確には観光・創造的経済省と訳すそうです)の大臣「マリ・エルカ・パンゲストゥ観光創造的経済相」がマス村のバンジャール・タルカン地区を訪問しました。
バリ島の観光文化を学ぶ外国人として m (真由美)は、
ガムランの師匠ウィナジャ氏とともに、大臣をお迎え。
ウィナジャ氏は、マス村のバンジャール・タルカン地区出身の芸術家で、 m のガムランの師匠です。
この大臣の訪問で、師匠はバリ島の芸術を学ぶ外国人へ、どのようにガムランの習得を手伝っていくかのテオリーを見せるという役割を担当することになりました。
ウィナジャ師匠は、 m にグンデル・ワヤンという楽器を教えることに。
「わあ!」グンデル・ワヤンは、両手を使って、別々のメロディを奏でる楽器です。私には、そんな器用な真似はちょっと・・・・。
ウィナジャ師匠は、とても辛抱強いキャラクターをお持ちです。
m がガムラン楽器を始めて学んだ頃から、なかなかメロディを覚えられない私に、繰り返し繰り返し100回でも同じメロディを正確に覚えるまで我慢強く教えてくれていました。
その練習のお陰で、今 m は舞踊のみでなく、演奏でもあちこちの楽団に参加させてもらえたりしています。
この時も、辛抱強い師匠は数時間かけてグンデル・ワヤンのバチを持つ所から指導してくれました。
そして、なんとか曲っぽいものが演奏できるように!!!
マス村バンジャール・タルカン地区を訪問したマリ・エルカ・パンゲストゥ大臣
今回の大臣の訪問の目的は、「タルカン・ツーリズム・ヴィレッジ」というタルカン地区が独自に興している観光開発ムーブメントの成果を見学するためでした。
外国人の体験レッスンなどだけでなく、マス村の持つ木彫りの技術や、村の子供たちの舞踊の練習、宿泊施設や交通インフラの整備など、様々なものを見て回られました。
マス村バンジャール・タルカン地区の子供たちの舞踊レッスン風景
師匠の我慢強い特訓のお陰で、大臣が到着する頃には m は「タマン・サリ」という曲をグンデル・ワヤン楽器で弾けるようになりました。
演奏の成果ですか????
それは秘密~っ!!!