「ある記事」で、ミンタは良くないという話を書いていましたが、ワタクシ、えらそうな事を書いておいて、そのミンタでちょっと困りました。
ある楽団の練習で、新しい創作曲をゼロから創る機会に偶然立ち会えて、
演奏の勉強のために、それにずっと参加させてもらっていた私。
曲が完成した頃に、
奏者「来週、急にオダランで演奏って言われたから、夕方から練習来いよ。」
私「えーっ!来いってのは、そのオダランって、御一緒してもいいの??」
って、返事に打ち込んぢゃったんです。
私が練習させてもらっていたのは、クレナンだったりゲントラッだったり、皆さんの邪魔をしないパートでした。
そこの楽団では、そのパートは重要視されてなく、人数が多い時は、全員笛に回るのを知っているから
誰もやらないパートというのを重々承知で「一緒に」と言ったわけなんですが。
奏者「大丈夫と思うよ。伝えとくね」
私「わーい!ありがとう!」
そしたら、別の人から・・・。
「ありがとう!急だったから、踊り手足りなかったんだ。明日の練習は絶対来てね。」
というメッセージ。
すみません、私、楽器で参加したかったんですが、どうして話が別の方向に行ったんでしょう・・・。
やはりミンタというのは、芸能の神様には喜ばれないんですね。
今回の演奏は、きっと御縁が無かったんです。
踊り手不足で、担当者がそうとう困ってたんだよ。
という事なので、楽器希望だったとは言い出せないまま、練習に行きました。踊りの。
オダラン・シーズンだから、踊り子が大勢不足だったのですが、それでも4人調達できての花撒き!
衣装を着たことのない踊りだったので「初めてだわ~」と緊張しながら、化粧を念入りにして、寺院へ向かいました。
「え゛!」
衣装10着くらい置いてない?????
みんな、「仕事で来れない」とか、「生理に当たりそう(寺院へ立入禁止)」とか言ってたのですが、来れるようになったそうです。
数年ぶりに顔を見る踊り子さんまでいました。
どういう同窓会だ?みたいな感じ。
ここまで揃うのもすごい。これは、お寺に呼ばれたなぁ!と皆で話してました。
しっかし、舞台が狭い。後で踊ってたレゴン3人でもギチギチそうだったのに、花撒きは8名。
イントロで全員が入場しきれずに、私と他2名は、階段(それも落ちそうに狭い、臨時設置のベニヤ板)で踊るようなはめに。
いつも冷静な最前列のベテランさんが、あらぬ方向に呼ばれて(笑)、練習と違う向きに歩くことになったり。
私も、一箇所思いっきり間違えて、演奏の人に「反転!反転っ!」って叫ばれたり・・・。
なんか、バタバタの踊りでしたが、それでも終わった時は、楽しかった。
舞台裏で、大爆笑でした。
今回の同窓会っぽいメンバーは、仕事に就いたり、遠方に嫁いだり、子育て中だったりで、会う事が少なくなった踊り子さん達。
このメンバーで踊ることは、きっと、もう無いんだろうなぁ。
やっぱり、お寺の神様が呼んでくれたんだろうなぁ・・・こんな私も呼んでくれたんだ、神様よお!・・・と、なんだかちょっと、涙腺が。
おつかれさまっ!